いやー。どこがヒーリングだ・・・・!
メンツから想像していたのと内容が全然違って、客層もだいぶ違って
楽しいといえば楽しいけど、それを超えたものを感じ入った、
そういうコンサートでした・・・。


平たく言うと、55歳のおじさんにみえないおじさんズが、
もっと年上のおばばちゃま達を手のひらで転がして騒がせてる(笑)
おばばちゃま達の、アイドルコンサートのノリでした。
(演歌歌謡のノリともまた違う)


それぞれの音楽的な技術は素晴らしいのに!
お金を落とさせるためのわざとらしいMC(グッズ販促)、
休憩後の登場の演出もさることながら、
アンコールの最中にわらわらとおばばちゃま達が駆け足で出ていくので
そんなに遠くからいらしてるのか、と思いきやそれは
なんと、出待ちの列作りのための退場だったのです。
本人たちのアンコール演奏を最後まで楽しむのがファンではないのか?
出待ちしたって、通り過ぎる一瞬しか近くで見られないんだぜ?
握手会の券はCDだけでなくグッズを買った人にも配ってるし
グッズのお値段はピンキリで、とてつもなく高価なスカーフや
ワインオープナー(万単位ですよ)と、クリアファイル(1枚300円)
・・・よく分からない!


そういう諸々の不可思議を横に置いといても、楽しかったけどね。
古澤さんは本当にステキだし、cobaさんとのデュオは最高だし、
cobaさんはあそこまでコンプレックス前面に出さなくてもいいのに
ひたすら・・・でしたけど、演奏は私がずっと前に聴いて気に入った
アルバムの頃の清冽さそのままだし。
イメージが90度ぐらい転換したのは、東儀さんぐらいでしょうか(笑)
とても55歳にはみえません。そしてあの、おばばちゃま満載の客席を
あそこまで盛り上げる、乗せアクション、こぶし振り上げとかは
予想外でした。
雅楽やってるひとって、楽曲のイメージにそって誤解されがちだけど
あそこまで乖離してるといっそすがすがしい気がします(^^;
(東儀さんが嫌いなわけではありませんよ!)